ウサビッチ21話妄想

 ウサビッチ21話でネンコの頭と中身が飛んでってしまったのを、真横でみたプー。

 エヴァの覚醒みたいな叫び声を上げたあと、22話の包帯ぐるぐる巻きのネンコまでの間をちょっと間妄想。



 キレネンコの顔にツギハギがあるのは知ってた。

 でもそれがどうやって出来たかまでは知らない。

 ただの怪我の痕だとばかり思っていた。


 ジェット機のエンジンですっごいスピードで発進したたら、顔のお肉がびよよよーって凄く波打った感じになって、気がついたらキレネンコのツギハギから顔が飛んでちゃった・・・!!

 「えぇぇぇええええええええ!?!?!?!」

 思わず叫んでしまったけど、事の重大さに気づいたらぶわっと涙が出てきた。

 「ふぅ、キレネ・・・ンコ・・・ッ!!」

 横たわった彼に駆け寄り、きっちり天使の輪が頭の上に出てしまってるのを見た。

 手遅れになる前に(ていうかこの状況が既に手遅れな気がするけど・・・!)急いで引き返す。

 彼の飛んでいった中身と、大切な顔。

 サンダルで走ってる間、大粒の涙が溢れて止まらなかった。

 銃で撃たれたって平気だったキレネンコが動かない・・・っ

 彼でも活動を停止させることがあるという現実を、肌で感じで恐ろしくなった。

 涙と鼻水でぐしょぐしょになってるのなんて気にせずに、彼の一部を胸に抱えて彼の元へと走って戻る。

 とりあえず中身と目を入れて、目の位置に合わせて顔を合わせる。

 縫いとめるものなんてないから、監獄から持ってきていた救急箱の中の包帯でぐるぐる巻きにする。

 「し、死なないで、キレネンコ・・・ッ、ふぅ、ひっ・・・っく」

 普通ならこんな処置で助かるワケないけど、今の僕に出来るのはこれくらい。

 キレネンコなら何とか助かるかもしれない。

 彼の奇天烈な力に祈りながら、滝のような涙で彼の服を濡らした。






 っとまぁ、死ぬわけないと思ってたキレネンコの一大事に、滝の涙でワタワタするプーチンが書きたかっただけです。(´∀`*)
 最初の擬人化SSにしちゃヘヴィなネタかもですが、一番書きたかったんだもん。